Mimecast API 2.0 - Email Security Cloud Gateway インテグレーションガイド🔗
以下の手順に従って、Mimecast API 2.0 を Secureworks® Taegis™ XDR へのログ取り込み用に設定してください。XDR は Mimecast API 2.0 のインテグレーションをサポートしています。
- SIEMログ
- Targeted Threat Protection (TTP)
インテグレーションから提供されるデータ🔗
以下の Mimecast ログおよび統計APIエンドポイント が XDR でサポートされています。
- SIEMログの取得
- TTP添付ファイル保護ログの取得
- TTPなりすまし保護ログの取得
- TTP URLログの取得
| 正規化されたデータ | 汎用的な検知 | ベンダー固有の検知 | |
|---|---|---|---|
| Mimecast | HTTP |
注意
XDR検知機は、データソースのログが特定の検知機に関連付けられたスキーマに正規化されていても、必ずしもトリガーされるとは限りません。ただし、カスタム検出ルールを作成することで、データソースから正規化されたデータに基づいて検出を生成することができます。
前提条件🔗
必要な権限を持つロールの作成🔗
Mimecast管理者コンソールで以下を実施してください。
- Account → Roles に移動します。
- New Role をクリックし、名前を入力します。例:
Taegis Integration Role -
Application Permissions で以下の権限を選択します。
- Monitoring Menu → Attachment Protection → Read
- Monitoring Menu → URL Protection → Read
- Monitoring Menu → Impersonation Protection Logs → Read
- Security Events and Data Retrieval → Threat and security events (SIEM) → Read
- Security Events and Data Retrieval → Threat and security statistics → Read
-
Save and Exit をクリックします。
Mimecastでのログの有効化🔗
Mimecastでログを有効にするには、以下の手順を実施してください。
Mimecast管理者コンソールで:
- Administration → Account → Account Settings に移動します。
-
Enhanced Logging で以下のログタイプを選択します。
- Inbound
- Outbound
- Internal
-
Save をクリックします。
Mimecastプラットフォームの設定🔗
Mimecastドキュメント API & Integrations - Managing API 2.0 for Cloud Gateway の手順に従い、XDR インテグレーション用のAPI 2.0アプリケーションを作成してください。
- Application Details セクションで以下の値を入力します:
- Application Name 例:
Taegis Integration - Category で XDR Integration を選択
- Products で Select All を選択
- Application Role で先ほど作成したロールを選択
- Application Name 例:
- Notification Settings セクションで、MimecastがこのAPIの利用について連絡する場合のメール連絡先を入力します。
- サマリーを確認し、Add and Generate Keys をクリックします。
- Client ID および Client Secret キーが表示されます。これらのキーを安全な場所にコピーしてください。インテグレーションの完了時に使用します。
重要
キーは作成時に記録してください。一度作成後は再表示・再取得できません。紛失した場合は新たに生成する必要があります。
XDR でのインテグレーション追加🔗
注意
Mimecast TTP および SIEM ログ用に個別のインテグレーションが実装されています。これはAPIエンドポイントがTaegisにログメッセージを配信する方法の違いにより、取り込み効率を最大化するためです。
-
Taegis Menu から Integrations → Cloud APIs を選択します。
-
ページ上部の Add an Integration を選択します。

Add an Integration -
Optimizedタブから Mimecast 2.0 SIEM を選択します。

Creating a New Mimecast Integration -
以下の値を入力します:
- Taegis Integration Name — インテグレーションの一意な名前として使用します。100文字までの任意の値を指定可能です。
- Mimecast Client ID
- Mimecast Client Secret
-
Done を選択します。Cloud API IntegrationsページにMimecastインテグレーションが正常に追加されて表示されます。
-
Mimecast 2.0 TTP インテグレーションについても、1~5の手順を繰り返します。SIEMログインテグレーションで作成したClient ID/SecretはTTPインテグレーションでも利用可能です。
上記手順が完了すると、Mimecastインテグレーションの詳細がCloud APIsページで確認できます。Taegis Menu から Integrations → Cloud APIs を選択してください。
XDR でのイベントおよび検出の検索🔗
センサータイプは Mimecast です。Mimecast 1.0 および 2.0 のイベントや検出は、APIインテグレーション名で区別できます。
たとえば、インテグレーション名を Mimecast2.0Demo とした場合、詳細検索で以下のクエリが利用できます。
WHERE sensor_type = 'mimecast' AND ingest.integration_id = 'mimecast2.0demo'
クエリ言語を用いた詳細検索🔗

クエリ言語検索例🔗
Mimecastの email イベントを直近24時間で検索する場合:
FROM email WHERE sensor_type = 'Mimecast' and EARLIEST=-24h
Mimecastの email イベントのうち "Delivered" と分類されたものを検索する場合:
FROM email WHERE sensor_type = 'Mimecast' AND status = 'delivered'
Mimecastの email イベントのうちブロックされていないものを検索する場合:
FROM email WHERE sensor_type = 'Mimecast' AND original_data CONTAINS 'virus'
イベント詳細🔗

XDR によるデータの正規化🔗

検出の詳細🔗
